【概要】
あらゆる狂った異常者達が収監される監獄街「Paraphilia」。
ここにいる人間達は揃いも揃って放っておけば世界を壊しかねない異常者ばかり。
ある者は「犯罪がしたかった」からとテロをおこし、
ある者は「植物と結婚したかった」と自らの体内に寄生植物を寄生させ、
またある者は「いい目玉だからコレクションにしたくて」とそこにいた歩行者たちの目玉を生きたままくりぬく。
そんな奴等しかいない異常者の街に迷いこんだ「普通の感性の犯罪者」や「一般市民」は、
彼等の性的倒錯を満たすためだけに生け贄とされる、そんな狂った街でのお話。
【世界観】
舞台は現代に作られたどの国の所有物ではない監獄街「Paraphilia」。
この街に住む住人の条件は「狂った性的嗜好の持主」、「特殊な体質や能力をひとつ持っている」、
「性的倒錯を満たさないと生活できなく、最悪発狂死してしまう」の3つである。
この条件を満たしているものは例え偉人でも常識的な人間でも、
世界を崩壊させかねない異常者として街に収監される。
しかし、収監されていても経歴で犯罪をおかしていない限り、
監視の目があれば別の国に移動することも可能である。
この街での法律として「住人ではないものでタグをつけていない者を殺しても住人は罪を問われない」という、
異常なものがある。
その理由は国が住人達の体質などの研究もかねているからである。
この街に関する情報は一般市民にも知らされており、生まれた子供などが「Paraphilia」行きになることも。
タグさえあれば親族の来訪や商人の来訪も可能らしく、
住人に関する法律以外はあまり他の街とは変わらない。
【施設】
・Psycho・Laboratory(サイコ・ラボ)
世界各国から人員が派遣されており、その規模は大きい。
研究目的は「Paraphilia」の住人達を始めとした、
異常者達の「異常心理解明」や「精神疾患治療」などを掲げている。
だが実際のところは彼らの体質の研究を行い、解明して兵器利用を目的としている国が多い様子。
しかし、研究所に所属している研究者の何人かにも街の住人がいるため、
兵器利用する前に彼らの餌食になる確率が高い。
研究所には最新式の機械が揃えられており、治療室などといった病院としての機能も備えている。
その為、研究所というよりは「研究所病院」といったほうが正しい。
・Lagnia収監所(ラグニアしゅうかんじょ)
犯罪履歴のある住人の中でも、「死刑」や「終身刑」を受けた凶悪犯罪者を閉じ込めておく収監所。
収監されている囚人は特別な拘束具を身に着けるが、
性的倒錯を満たさないと発狂死してしまうものもいるため、
それぞれの囚人の性的倒錯を満たすための「開放時間」が備えられている。
その場合、「住人にはなりえなかった死刑囚」が生贄に、一種のゲームとして街に放映される。
そのため、囚人達の熱狂的なファンや狂った金持ちが見に来ることがある。
また、拘束具さえつけていれば街の中を住人、またはタグ付きの警備者の付き添い付きで出歩くことも可能。
現在、収監されている囚人には映画などにもなるほどの「殺人鬼」や「テロリスト」がいる様子。